クレジット: Nick Dungan / Porsche
#12 JOTA Porsche 963のカラム・イロットが、カタールでのFIA世界耐久選手権2024のテスト初日に最速ラップタイムを記録しました。プレシーズンのプロローグテストは、いくつかのチームがレーシングカーの納品遅延を経験した後、カタールのロサイル国際サーキットで行われました。初日は2回のセッションがあり、イロットは第2セッションでJOTAの最速ラップを記録しました。第1セッションには5チームからの9台の車が参加し、第2セッションでは5時間のセッション中にいくつかのトラックリミット違反が見られました。
チームはセッション2と3に加えて、セッション1またはセッション4に参加するオプションがあり、合計8時間のレースが行われました。JOTAとイソッタ・フラスキーニのハイパーカー、そしてLMGT3からはアイアン・リンクス、TFスポーツ、ユナイテッド・オートスポーツのみがセッション1に参加することを選びました。予想通り、2台のJOTA Porsche 963ハイパーカーはセッション1で最速でした。フランス人のノーマン・ナトーが#12 JOTA 963の最速ラップタイムを記録し、次いでジェンソン・バトンが#38、#11イソッタ・フラスキーニTipo 6-Cが続きました。
第2セッションでは37台のフルフィールドが参加し、5時間にわたって午後から夜にかけて行われました。#94プジョー9X8と#95マクラーレンの接触による赤旗が冒頭で出るなど、いくつかのインシデントが発生しました。このセッションではトラックリミット違反やバーチャルセーフティカー(VSC)およびセーフティカー手順の実施も見られました。最終的に、イロットはセッション2で最速ラップを記録し、フェラーリAFコルセの#50 499Pと#38 JOTA 963がそれに続きました。
LMGT3カテゴリーでは、TFスポーツの#82コルベットZ06 LMGT3.Rがセッション1で最初にタイムをリードしましたが、ユナイテッド・オートスポーツの#59マクラーレン720S LMGT3 Evoがニコラス・コスタによって設定された最速ラップタイムで1位を獲得しました。TFスポーツの#81 Z06とユナイテッド・オートスポーツの#95 720Sは、それぞれ2位と3位を確保しました。セッション中には、ドライバーがトラックリミット違反に対して警告やペナルティを受ける場面も見られました。
プロローグは明日、2回の3時間セッションを通じて続行され、チームが今後のシーズンに向けてテストと準備を行う機会が増えます。