ベネリは市場に新しいモデルを投入することに不足がないようです。EICMA 2023だけでも、中国資本のイタリアブランドは、世界市場向けに発売予定の印象的な数のオートバイを発表しました。結局、ベネリは中国最大のオートバイメーカーの一つである千江モーターズに所有されており、Keeway、QJ Motor、MBPなどのブランドの親会社です。
昨年末に新モデルの一連を発表した直後、ベネリはすでにその一部の入手可能性を発表しており、特に注目すべきはトルネード400で、これは2024年上半期にヨーロッパで販売される予定です。トルネード400は、EICMA 2023で発表されたスポーツバイクのトリオの中で真ん中の子であり、すべてツインシリンダーエンジンを搭載しています。トルネード400は、すでに道路を走っているツインシリンダーのスポーツバイク、例えばカワサキニンジャ400(ニンジャ500にアップグレード)、CFMOTO 450 SR、ホンダCBR500R、ヤマハYZF-R3に対抗したいようです。
参考までに、ベネリトルネード400は以前、中国市場でトルネード402という名称で発売されました。これは、ヨーロッパの規制に適合するように若干更新されており、A1制限の学習用バイクからより大きな排気量のオートバイにアップグレードしたいA2ライセンス保持者向けに設計されています。トルネード400は399ccの液冷、燃料噴射、EURO 5認証のツインシリンダーエンジンを搭載しています。このエンジンは47.6馬力を発揮し、A2カテゴリの制限に達しています。パワーは6速マニュアルギアボックスを介して後輪に送られます。
このエンジンは、エレガントな片持ちスイングアームを備えたチューブラースチールフレームに統合されています。サスペンションについては、ベネリは37ミリメートルの逆フォークと、リンク付きのリアモノショックを採用しています。ブレーキ機能は、エントリーレベルのニッシン製フローティングキャリパーがフロントフォークに取り付けられています。
燃料タンクの容量は14.8リットルで、空車重量は約172kgと非常に軽量で手頃です。さらに、LED照明、5インチのTFTカラーディスプレイ、Bluetoothスマートフォンペアリング、USB充電、さらにはタイヤ圧モニタリングシステムも備えています。
前述のように、ベネリは2024年の上半期にヨーロッパで新しいトルネード400を発表する予定です。しかし、執筆時点では公式な価格はまだ発表されていません。