アメリカの電気自動車メーカーであるテスラは、上海でメガパックエネルギー貯蔵バッテリーを生産する工場の建設を今週の木曜日に開始したと、中国の国営メディアが報じています。
上海のリンガン自由貿易区への1億8500万ユーロの投資は、テスラにとってアメリカ国外での初めてのバッテリー工場となります。
イーロン・マスクの会社は2019年に上海に電気自動車工場を開設しており、中国、ヨーロッパ、その他の外国市場向けに車両を組み立てています。
テスラは現在、中国の電気自動車市場で、中国企業BYDに次ぐ第2位の販売業者です。公式ニュースエージェンシー「新華社」は、テスラの中国への投資へのコミットメントと、「中国とアメリカの経済の『デカップリング』のレトリックに挑戦する姿勢」を称賛しました。
同エージェンシーによると、この工場は2025年初頭に量産を開始する予定で、初期の生産能力は年間1万台です。
テスラによれば、各メガパックは3.9メガワット時以上のエネルギーを蓄えることができ、平均的な3600軒の家庭に1時間電力を供給するのに十分です。これらのバッテリーは主に公共事業会社や商業施設向けに設計されています。