欧州自動車製造者協会(ACEA)は、今週の木曜日に、欧州連合における新車販売が5月に3%の減少を記録したと発表しました。これは、イタリア(-6.6%)、ドイツ(-4.3%)、フランス(-2.9%)の4つの主要市場のうち3つの市場の減少によるものです。
5月の減速にもかかわらず、2024年の最初の5ヶ月間での新車登録は4.6%増加し、年初からの販売台数は460万台に達しました。
ACEAのデータによれば、最大のEU市場は好調を示しており、スペインが6.8%の成長を遂げ、ドイツ(5.2%)、フランス(4.9%)、イタリア(3.4%)が続いています。
ACEAによると、2024年5月の新しい電気自動車の登録は前年同月比で12%減少し、114,308台となり、市場シェアは12.5%に低下しました。電気自動車の販売は特にドイツ(-30.6%)とオランダ(-11.7%)で減少しました。
1月から5月の期間中に、市場に投入された新しい電気自動車の合計は556,276台で、前年同期比で2%の増加を示しています。
プラグインハイブリッド車についても、2023年の同時期と比較して5月に14.7%の減少が見られ、ベルギー(-36.6%)とフランス(-19.4%)の2つの主要市場で大幅な減少がありました。一方、ドイツ市場は1.7%の成長を記録しましたが、ACEAによれば「全体のネガティブトレンドを相殺するには十分ではありませんでした」。5月には、プラグインハイブリッド車が総自動車市場の6.5%を占め、59,333台が販売されました。
ガソリン車の販売について、ACEAは5月に前年同期比で5.6%減少し、合計で323,551台に達したことを明らかにしました。前年同期比で最も大きな減少が記録されたのはフランス(20.3%)とスペイン(-1.8%)であり、一方でイタリアとドイツはそれぞれ4.1%と2.1%の成長率を示しました。これらの結果を受けて、EUにおけるガソリン車の市場シェアは2023年5月と比較して36.5%から35.5%に減少しました。
一方、ディーゼルエンジンを搭載した車の市場は11.4%の減少を見せ、118,733台に達し、市場シェアは13%を占めています。この減少は、イタリア(-30.5%)、フランス(-24.8%)、スペイン(-15.4%)での販売の減速によって正当化されましたが、ドイツは3.2%の成長で損失を補填しました。