マセラティは、MC20のカスタマイズオプションでブランドのファンを驚かせ続けており、今回はマセラティ・フオリセリエによって創られたユニークなモデル、MC20 チエロ「オペラ・ダルテ」を発表しました。このモデルは、芸術作品にインスパイアされた絵画が特徴で、幾何学模様と内装に合わせた構成が施されています。
モデナブランドのデザイナーたちは、青、白、シアン、赤、黒、黄色の色合いを持つ多色のペイントをボディに施し、20世紀初頭の芸術運動である「幾何学的抽象」を思わせる抽象的なグラフィックを使用しました。
さらに、通常MC20 チエロの後部に位置するトライデントのエンブレムは抽象芸術の一部に変貌し、20インチのホイールもそれに合わせて塗装され、各ホイールには異なる色が施されています。
このMC20 チエロ「オペラ・ダルテ」の内装は、インストルメントパネルの下部にも同様の処理が施されており、青いアルカンターラで覆われたスポーツシートや、青で仕上げられたスポーツステアリングホイールが特徴です。
メカニクスに関しては変更はなく、この特別なMC20 Cieloは、ツインターボとドライサンプを備えた3.0リッターNettuno V6エンジンを搭載しており、630 hpの出力と最大トルク730 Nmを発揮します。
マセラティはこのMC20 Cielo “Opera d’Arte”の価格を明らかにしませんでしたが、これはアメリカの顧客からの特別なリクエストであることを指摘しました。