革命的な砲兵:イスラエルの完全自動155mm自走榴弾砲
イスラエルは、エルビット・システムズが開発した世界初の完全自動155mm自走榴弾砲「ロエム/シグマ」を発表しました。この最先端の砲兵システムは、イスラエル砲兵隊の老朽化したM109を置き換えることになります。ヤイル・ナタンス准将は、その高度な能力を強調し、最大40キロメートルの射程と、移動モードから射撃モードにわずか60秒で切り替えられる能力を紹介しました。ロエム/シグマは、自動装填システムのおかげで、1分間に8発の発射が可能であり、作戦効率を大幅に向上させています。
この榴弾砲は、最新技術を用いて軍事能力を近代化するイスラエルの広範な戦略の一部です。ロエム/シグマの自動化により、操作に必要なクルーの人数が減少し、クルーの安全が向上し、人為的なミスが減少します。また、戦場での高精度と効果を確保するための高度なターゲティングシステムも装備されています。
ロエム/シグマの開発は、軍事技術における重要なマイルストーンを示しており、世界中の砲兵システムに新たな基準を設定しています。これは、イスラエルが防衛において技術的優位性を維持し、進化する脅威に応じて革新する能力を示しています。