スズキとトヨタは、両社の既存のコラボレーションを強化し、スズキがトヨタのために100%電動SUVモデルを開発することを確認しました。
グローバル市場向けの新モデルは、来春からインドのスズキモーターグジャラート工場で生産される予定です。
トヨタは声明の中で、新モデルは完全に100%電動として設計されており、全輪駆動システムを備えた敏捷なSUVになると付け加えました。さらに、この新モデルはスズキ、トヨタ、ダイハツが共同で開発した電動ユニットとプラットフォームを特徴とします。
新モデルは、2023年にインドのデリーオートエキスポで発表されたスズキeVXを基に開発されることが既に知られています。
「私たちが共同で開発した電動ユニットとプラットフォームを活用することで、電動車両の分野におけるコラボレーションの新たな一歩を踏み出します。これにより、世界中のお客様にカーボンニュートラル社会に貢献するさまざまな選択肢を提供できるようになります」と、トヨタ自動車株式会社の社長佐藤浩二は述べました。
スズキにとって、両社のパートナーシップの拡大はブランド戦略において重要なステップです。「スズキは、トヨタ向けに初の100%電動車両を提供します。このように両社のコラボレーションが拡大したことに感謝しています。競争相手であり続ける一方で、カーボンニュートラル社会の実現を含む社会問題に取り組むために、コラボレーションを深めていきます」と、スズキの社長鈴木俊宏は述べました。
近年、両ブランドのパートナーシップの一環として、トヨタはコロラド・ツーリングスポーツやRAV4などのモデルをスズキがスウェイスおよびアクロスの名前でヨーロッパで販売することを許可しました。一方で、いくつかのスズキモデルは他の市場でトヨタとして再ブランド化されました。